習い事の役割

GRIT やり抜く力 11章の解説です。

課外活動について説明します。

 

やり抜く力は外注できるか

やり抜く力を伸ばすには

課外活動がおすすめできます。

親以外の大人に教わることができ、

やり抜く力の四つの要素である

興味、練習、目的、希望を

それぞれ学ぶことができるからです。

学校の中で興味を持って取り組む

対象が見つからない場合でも、

やり抜く力を伸ばす

チャンスをつかむことができます。

様々な研究結果によれば

課外活動に熱心な子供は、

一年二年と長期的に取り組んでいるほど

実績が優れている傾向にあります。

 

将来成功するための要素として重要なのは

最後までやり通すことです。

それは活動内容を問わず一年以上継続して

ものごとに取り組み成果を出すということです。

グリットスケールには期間と実績を数値化する項目がなく、

最後までやり通すこととグリットの間に

共通点があるのかを調べる必要がありました。

課外活動に関してのアンケートを作成し、

期間と実績に関する項目を盛り込み

確認してみると次のことがわかりました。

最後までやり通すスコアが高い人は

やり抜く力も高い傾向にあり、

ものごとを途中でやめる傾向は低い

ことがわかっています。

 

課外活動によって

やり抜く力を鍛えることもできますが、

継続するにはやり抜く力が必要になります。

両立していると考えられますが、

対応原則と呼ばれる現象があるためです。

自分の特徴に合った状況に引き寄せられ、

その特徴が強化されていくというループです。

良い方向と悪い方向のどちらにも働きます。

努力して何かができるようになる

喜びを知ることができたら

また挑戦しようという気持ちになる

のではないでしょうか。

無力さを学習することとは反対に、

努力することで良い結果が出せる

と学習することもできます。

入学の合格基準や企業の採用基準で

やり抜く力を重視している例もあり、

一つの事をやり通した経験を持っている人は

他のことでも熱心に取り組み

可能性を発揮できると考えられているのです。

 

やり抜く力を身に付けるための

4つのルールを紹介します。

1 意図的な練習が必要な

難しいことに挑戦する

2 やめてもよい

ただし区切りの良いところまでは続ける

(簡単にはやめてはいけない)

3 難しいことは自分で選択する

4 一つの事を二年以上続ける

親にとってやり抜く力を教えることは

難しいこともありますが、

課外活動であれば親の代わりに

指導してもらうことが期待できます。

 

次回

GRIT やり抜く力 12章の解説です。

やり抜く力を伸ばす環境について説明します。

 

所感

日本では部活動が課外活動に該当するでしょうか。

考えてみると部活動は独特な雰囲気がありますね。

先輩後輩の上下関係であったり、

時には理不尽なルールであったり、

厳しい顧問の先生であったり。

軍隊っぽいというか、

集団行動を覚えさせる役割

を持っているのかもしれません。

仲間と支えあいながら練習したり、

チームプレーに感動したりと

貴重な経験もすることができます。

また部活動に所属する子供はかなり多いことから、

我慢強さや勤勉さを持った大人が多い

のも納得かもしれませんね。

日本人が真面目な秘密は

部活動のような教育にあるのかもしれません。

 

ですがやり抜く力には

直結していないようにも思えます。

やり抜く力を伸ばせているなら

もっと成功している人がいるはずだからです。

興味を深めるといった自主性が許されなかったり、

練習法をうまく教えることができていなかったり、

やる意味を見出せなかったり、

マインドセットが良くなかったりと

色々ありそうですね。

ただでさえ忙しい教師の方に

部活動でやり抜く力を伸ばせないか

という要望はちょっと恐縮ですが、

日本のように教育とスポーツが一体となっている

ことは良いチャンスだと思います。

部活動の場が子供にとって

やり抜く力を伸ばす環境になることを祈っています。

 

最後まで読んでくれてありがとうございます。

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