伸びる人伸びない人の違い

今回はちょっと長めです。

MINDSET マインドセット 「やればできる!」の研究 2章の解説です。

 

マインドセットによる違い

硬直マインドセットの人にとって

挫折や失敗に取り組み努力することは、

自分に能力がないことを証明するようなものです。

能力があれば挫折や失敗などないはずと考えます。

しなやかマインドセットの人は成長できなかったら

失敗で、努力こそ有能になるために必要なことと考えます。

 

誰しも子供の頃にはしなやかだったはずです。

しかし生きている間にマインドセットが硬直してしまい、

成長するチャンスを逃してしまいます。

それが自分の将来にとって重要なことであってもです。

注意が自分の能力の評価に向かっているため、

それ以外のことに興味を持てなくなり

学習できなくなってしまいます。

 

人間関係ではどうでしょうか。

硬直マインドセットの人は自分を否定せず

認めてくれる人と付き合うようになり、

しなやかマインドセットの人は

自分にフィードバックをくれたり

成長させてくれるような

互いに良い刺激になる関係を築きます。

例えば自分が社長になったとします。

周りから自分を持ち上げられ完璧でありたい、

自分は完璧だと思い込むようになってしまうと、

反論する人を遠ざけ自分の価値を確かめられる

快適な環境を求めてしまいます。

 

スポーツに限りませんが

困難に立ち向かい乗り越えようと努力して

成長することを繰り返しトップに昇り詰める

人たちがいます。

一方で壁にぶつかりできなくなってしまうと

つまらなくなり、興味を失ってしまう

人たちもいます。

元の能力の良し悪しに関係なく、

才能や素質が十分であってもマインドセット次第で

伸びるのかそうでないのかが決まってきます。

もし自分が他人に教えるとしたら

伸びる人か伸びない人か、どちらのタイプが良いでしょうか?

 

硬直型の人は完璧主義と言えるかもしれません。

できないことに対して今はまだできないと

一時的なものと受け止めることができず

完成品であることを求めています。

学ぶことを忘れてしまっているんですね。

彼らにとって自分の能力は成長する

余地のないものであるため、

たった一度の評価であっても失敗は許されません。

 

潜在能力やポテンシャルというのは

これから成長する可能性や

まだ磨かれていない能力のことです。

時間をかけて努力することにより

能力を伸ばすことはできますが、

それがどの程度なのかは知ることができず

不確実なものです。

テストによってわかるのは現時点での能力です。

マインドセットは潜在能力の目安になるかもしれません。

能力が伸びないと考えている人と

伸びると考えている人を区別することができたら良いわけですね。

挫折や失敗経験について面接で聞かれることもあります。

 

人と違っていて人より優れていれば

自分を特別だと考えることができます。

自分は特別なのだからと自己中心的になって

他人に横暴にふるまってしまったりします。

むしろ自分の優位性をさらに際立たせるためなのかもしれません。

 

失敗したことが生まれ持った能力のなさであれば、

自分は劣っているで人生の負け犬だと

自分にレッテルを貼ってしまいます。

やる気がなくなるのは生まれ持った能力は変えられない

と考えているからです。

こうなってしまうとどうしようもないわけですね。

そこで別の方法を考えます。

自分の価値を下げないために、自分より劣ったものと

比較して安心しようとします。

さらに自分は悪くないと言い訳をします。

能力のせいではなく環境のせいにします。

失敗をしたままでは本当の失敗になってしまいます。

 

では自分の価値を証明できないとしたら

どうなるのでしょうか。

比較対象もなければ、言い訳もできない状況です。

何をしてもダメなわけですから

無力感に襲われ何もしなくなってしまいます。

いわゆるうつ症状に陥りやすい考え方です。

 

天才や才能ってとても良いイメージですが

持って生まれたものが特別であれば

さらっとできてしまいスマートに見えます。

それに比べ努力は少し泥臭さを感じさせます。

能力があれば努力は必要ないように思えますし、

人は努力よりも輝かしい成果に注意が向いてしまいます。

天性の素質だけで結果が決まっているわけではなく、

その陰ですさまじい努力があったことを無視してはいけないんですね。

 

そもそも努力は能力がない人がやることでしたが、

努力をした上でそれでも結果が出なかった場合は

恐ろしいことになってしまいます。

本当に自分はダメなんだと感じることになります。

努力しなかったからできないと言い訳することが不可能だからです。

 

自分の自尊心を満たすためあれこれ悩んで何にも挑戦せず、

大事なことを達成できない人生だったら死ぬ前に

必ず後悔するでしょう。

こちらのほうが恐ろしいことです。

 

硬直しないようにするためには

壁にぶつかったら何か学べる点、成長できる点を

探すようにする。

快適な環境からあえて抜けるために

周りからフィードバックを得られる環境にする。

 

次回

3章について説明します。内容は能力と実績です。

 

所感

世の中いろんな人がいて

たくさんの情報にあふれています。

その中で自分の能力を一時的に証明できたとしても、

自分をNo.1に維持するのはおそらく不可能でしょう。

何の努力もせずに、

または努力をしたとしても

人より優れていたいという相対的な評価をする限り、

いつか壁にぶつかります。

それよりも自分の成長にフォーカスし

自己承認を満たしたほうが良いのではないでしょうか。

他人との比較ではない絶対的な評価です、

それは過去の自分との比較、自分との闘いと言えるでしょう。

自分は成長して、過去の自分より良くなっていると思えれば

自分は誇らしいと言えるのではないでしょうか。

 

しなやかマインドセットの人が努力して手に入れた能力に

うぬぼれて硬直してしまうこともあるでしょう。

いつのまにか成長から現在の能力に注意が向いてしまうのです。

自分が努力したことを忘れてしまい、才能や素質だと考えます。

 

努力してないからできなくてもしょうがないというのは

努力を軽視しているわけではありません。

ただ今できないことへの言い訳には使ってしまうので、

努力したらできるよというのは努力してからいうべきことですよね。

できる人は努力したんだからできるんだと

素直に尊敬することが大事です。

 

硬直している人でも努力している人がいます。

彼らは自分の成長ではなく、

人より優れていたいという欲求に応えるために

努力をするのでしょう。

自分の生まれ持った能力がすごいことも

優越感の源になりますが、

努力して自分を高めて人より優れた状態になることもできます。

ただ注目すべきなのは結局優越感を得たいがためであり、

他人との相対的な評価です。

 

最後まで読んでくれてありがとうございます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA