王者の秘訣は精神力

MINDSET マインドセット 「やればできる!」の研究 4章の解説です。

スポーツにおけるマインドセットについて説明します。

 

王者の風格

スポーツの世界では特に素質や才能に注目が集まります。

ですが成功しているアスリートのことを知れば知るほど

素質や才能ではなく努力によるものだと考えされます。

肉体的な素質があまりないという壁にぶつかりながらも、

頭脳の良さを駆使して成功したボクサー。

冴えない若手時代に練習を積み重ねて成功したNBAプレイヤー。

投手でありながらバッターの練習も

一生懸命こなした元祖二刀流の野球選手。

病気で足がマヒし、8年のリハビリを経て陸上をやり始め

世界No.1になる短距離選手。

テストでわかる成績と同じように

現在の能力はあくまで現在のものであり、

将来の可能性を知ることはできません。

天才に努力は不要と考えてしまいがちですが、

それは業績や素晴らしいプレーだけを見ているからです。

成功の裏で行われているすさまじい努力を知ったら

そんな失礼なことは言えなくなるでしょう。

肉体的な能力も知性も先天的なものではなく

努力によって磨かれたものです。

 

素質や才能に注目が集まるためマインドセットを

硬直させやすいとも言えますがぶつかる壁も多いでしょう。

想像を絶するようなプレッシャーがかかる場面がありますが、

硬直したマインドセットの人にとっては

失敗を認めずやる気をなくしてしまい

自分の力を出せずに台無しにしてしまいかねません。

それも学びの一環とも言えますが、

そういった壁を乗り越える姿にこそ見る人は

感動するのではないでしょうか。

窮地に立たされてもめげずにできることをやる、

練習に打ち込んでここぞという場面で力を発揮する。

先天的にプレッシャーを跳ね返すのが

うまい人もいるでしょうが、

挫折を何度も経験して学ぶ以外に他に身に付ける方法はないでしょう。

王者と言われる選手ほどピンチに強いと思いませんか?

さらに勝ち続けるためには才能に溺れず、

才能を磨き続ける努力に責任をもって取り組む必要があります。

 

現在のスポーツは単独競技であっても陰で選手を支える

メンバーのいるチームで成り立っています。

チームの一員であることと、

才能を証明したいことは両立しません。

自分の価値をアピールしたい人は自分の話ばかりをし、

チームとしての能力を考えないためチーム力は下がります。

個人技ばかり披露するチャンスを狙ってばかりいたり、

自分は才能があるから傍若無人にふるまってもよいと

考えている人の周りからは人が離れていきます。

結局自分の才能を証明するチャンスを失ってしまうのです。

何より一人の才能に頼り切りのチームは

もはやチームではありません。

 

しなやかマインドセットと共通していますが、

王者や成功者に通じる特徴をまとめます。

調子が悪いとか結果がついてこなくても

自分のベストを出し切れたか、

そのための努力をすべてやったか、

学んで成長できたか、

これらが本人にとって成功の基準です。

失敗をしたらそれを受け入れる、

教訓を学ぶ、

初心に返る、

逆境をチャンスに変える、

もう終わりだと思える時ほど力を発揮します。

今の自分の能力は才能ではなく努力の賜物だと自覚し、

能力を磨き続ける努力を責任を持ってやっているのです。

 

次回

5章について解説します。

ビジネスにマインドセットはどのように影響しているのか説明します。

 

所感

有名になればなるほど注目が集まり

周囲からの期待が膨らんでいきます。

その時点で才能に溺れていなくても、

すごい才能があるかのように褒められたりもすれば

硬直したマインドセットに陥りかねません。

今まで頑張って結果を出してきたのに

突然100年に一人の逸材だと扱われたら、

今までの努力は何だったのだろうと感じるはずです。

結果が出せなければ罵声を浴びせられたり

批判されたりとプレッシャーは増していきます。

見る側が硬直したマインドセットなのは明らかですが、

それが選手に影響してダメにしているかもしれない

と考えるととても恐ろしいことです。

そういったプレッシャーを跳ね除けて

成長していくのが真の王者かもしれませんが、

誰しも最初からそれができるとも思えません。

それを学ぶチャンスを与えているのかもしれませんが、

硬直マインドセット的な見方をしてしまうのは

スポーツ選手に対する本当の応援ではないです。

そういう人にこそスポーツを通じて

能力は固定されたものではなく伸ばしていくものだと知ってほしいですね。

 

スポーツを見ていて感動するのは成長していくドラマがあるからだと思います。

逆境でもめげずに頑張って乗り越える様は素直にすごいですし、

圧勝している試合は見ててもたいして面白くないですよね。

 

しなやかマインドセットの賜物だとは書いていますが、

No.1になり維持するのに必要なのは

No.1の能力ではなくて精神力なのかもしれません。

その精神力は何度も挫折を乗り越えプレッシャーに

打ち勝ってきた経験に裏打ちされたものです。

それを考えるとしなやかマインドセットを真に身に付けるには

しばらくの練習が必要そうですね。

 

最後まで読んでくれてありがとうございます。

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