目標はどこから来たのか

仕事に関する9つの嘘 3章について解説します。

目標について説明します。

 

それは誰が作った目標なの?

目的を果たす道のりを具体的に表現したものが目標です。

良い目標は目的へ迷いなく進むための道しるべとなります。

目的がわからないまま目標を立てることはできません。

それでは会社の目標作りはどうでしょうか?

目標が全社→部署→課→上司→メンバーと降りてきます。

メンバーの目標が全社の目標と整合するように作られています。

目標を達成したかどうかを定期的に振り返り、

その評価が記録され業績となります。

 

目標に関する活動にはかなり多くの資源が費やされていますが、

得られるメリットは業績の促進、達成率の把握と評価になります。

目標は予測指標としては役に立ちますが、

業績の促進どころか業績の上限を決め抑制することになります。

目標を達成すればそれ以上やらなくても良いという考えや、

ノルマを達成するために手段を選ばず

不正に手を染めることもあるかもしれません。

達成率は測定が難しいものです。

目標は達成されたかどうかであって、

その道のりは直線的なものではありません。

目標の難易度はバラバラであり、

レベル合わせをすることが難しいため

適切に評価することは無理でしょう。

 

会社での目標設定は既に決まっている仕事を

記録して管理するシステムです。

これからやる予定の仕事を目標とし、

その達成度には高くも低くもない評価をつけます。

こうしてできた目標やそれに対する評価は

自分自身のものとはとても思えず、

機械的な作業でしかありません。

自分の大事にしている目的や意味から

自発的に作られたものが目標であるため、

目標よりも会社の目的や意味を

メンバーに理解してもらう必要があります。

会社は何を目指しているのか、

それを共有することで意思統一がなされ

目標も自発的に設定することができます。

 

目的を共有する方法としては三つあります。

一つ目は言葉そのものではなく

価値観を表すものによってメッセージを伝えること。

目に見える象徴的なものです。

二つ目は繰り返される儀式的なことです。

毎日やっているルーティーンは意識に関わらず

周りに大事に思っていることを伝えています。

三つ目は物語です。

例えば創業時のエピソードなどです。

人は意味や目的を理解することができれば行動に移すことができます。

目標を与えるのではなく、目的を伝えることでが正解です。

 

8つの指標のうち、本章で高めることができるものは以下になります。

・会社の使命に貢献したいと心から思っている

・会社の未来に絶大な自信をもっている

次回

仕事に関する9つの嘘 4章について解説します。

オールラウンダーについて説明します。

 

所感

目的と目標は抽象的で理解が難しいですね。

目的→目標という構造であるので、

目標だけ与えても目的を知らないと

迷った時の道標になりません。

そのときに必要なのがなぜこれをやっているのかです。

的は最終地点、標は中間地点です。

標だけあってもどこを目指しているんだろう?と感じます。

言うことだけを聞いて仕事をすることも可能ですが、

それはただの作業になってしまいます。

どんな意味があってなぜこの仕事をするのかを

理解していれば自発的に提案することができます。

意味や目的を伝えることで

自発的な仕事を促すことができるんですね。

そこには仕事にちょっとした良さや改良が生まれます。

もし会社の価値観がわからないとしても、

自分の大事にしていることを仕事で表現することもできますね。

 

仕事の管理方法については、

プロジェクト毎に管理すれば進捗を把握することはできると思います。

業績の促進はプラスアルファの要素ですから

目的を伝えることが必須でしょう。

評価はどうするんでしょうかね。

計画と同様に目標設定も管理する目的で使われています。

しかし計画や目標設定の本来の目的を

忘れているのではないでしょうか。

これらのツールを使っていれば大丈夫、

上からこうやれと言われているからやっている。

目標が上から降りてくるのと同じで、

なぜそうするのか理解して行動しない限り

本当の効果を得ることはできないと思います。

 

私の会社でも目標設定は上から降りてきます。

書かれていることは今年度予定されている仕事です。

それについて自分の担当の仕事を書き出していきます。

難易度を設定して、一年後に自己評価します。

一年前の計画なので中身も変わっています。

著者の方は見事に言い当てていますね。

正直に言って何のためにやっているのかは私も理解できていません。

与えられた仕事の一部に個人的な意味を見出すことは可能ですが、

どうしてこの仕事が必要なのかは

会社としてしっかり価値観を説明すべきと思いました。

人に仕事を依頼するときは

なぜやる必要があるのか説明しないと

人の心は動かないですよね。

せめて部下には今やっている仕事の意味、

私なりに大事にすべきことを伝えたいなと思います。

もっと頑張って会社の価値観も理解する努力が必要ですね。

 

最後まで読んでくれてありがとうございます。

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