無いよりマシなもの

仕事に関する9つの嘘 5章について解説します。

フィードバックについて説明します。

 

ネガティブでも欲しくなる

現状を良くするにはもっとフィードバックが必要で、

ネガティブなことであっても率直に伝えるべきだ。

フィードバックは成長するのに不可欠である

という考えが当たり前になっています。

フィードバックはなぜ必要なのかや

その与え方から受け取り方まで

たくさんの情報があふれています。

従来のフィードバックの頻度は低いものでしたが、

技術が進んで定期的またはいつでもフィードバックを

得られるような環境が整ってきました。

 

人は他人の行動について、

その人の置かれた状況よりも

性格を理由として見なす傾向があります。

一方で、自分の行動については

性格よりも自分の置かれた状況を

理由にする傾向があります。

このようなバイアスによって

他人の行動を良くするにはフィードバックが必要だ

と判断しているのです。

悪いところを直せば全体的に良くなるという考えです。

成功の裏には辛い努力ががあるという一般論も

この考えを助長させます。

 

人々はフィードバックを求めているのでしょうか。

現在のSNSにはフィードバックを意識せずに

気軽につながったり共有したりできるものがあります。

そこでは他人から関心を寄せられたり注目されることを

ユーザーは期待していますが、

フィードバックのような批判は存在しません。

人は注目されないと孤独を感じてしまいます。

人から気に掛けてもらえることは喜びにつながります。

 

無視されることよりもネガティブなフィードバック、

ネガティブよりもポジティブなフィードバックが

チームの業績に効果的であることが分かっています。

悪いところを修正するよりも、

強みに注目することでより成長することができます。

脳の発達している部分ほど成長がはやく、

強みを磨くほうが効率的なのです。

ネガティブなフィードバックを与えられると

脅威と感じて脳の活動が狭まってしまい

学習に悪い影響を与えます。

強みに注目すればリラックスでき

脳の活動領域が広がり学習効率が高まります。

 

脳はネガティブなことに注意を向ける傾向があるため、

ポジティブな面を探すことを習慣にする必要があります。

ネガティブな内容を伝えることで

成長に悪影響を与えるからです。

自分のポジティブな面を考えせることで、

どうしてうまくいったのかを理解することができ

自信を高めより成功に近づいて行きます。

失敗する方法はいくらでもあり

それに対策しても失敗を防げるだけなのです。

 

ポジティブな面を伝える際は評価や判断はせずに、

どのように感じたかを伝えましょう。

ポジティブな内容とネガティブな内容の比率は

31より低くならないようにします。

アドバイスをしても

相手が聞いていないように見えることがあります。

アドバイスは自分には有効な方法であっても

他人に有効であるとは限りません。

その人なりに理解できるようになるまで導いてあげることです。

 

うまくいっていることを考えさせ学習に適した状態にし、

過去の経験で役に立つことはなかったかを探し、

これから何をする必要があるのか考えましょう。

なぜを考えるよりも何ができるかを一緒に考えることで

次の一歩に注意を向けることができます。

 

8つの指標のうち、本章で高めることができるものは以下になります。

・優れた仕事をすれば必ず認められると知っている

次回

仕事に関する9つの嘘 6章について解説します。

他人の評価について説明します。

 

所感

前章の強みに引き続き、

どのように強みを伸ばすかについて書かれています。

フィードバックという行為は

モデルと個人の差を埋めようとするものです。

欠点をなくしオールラウンダーを目指そうということですね。

しかし人間は機械ではなく

欠点をなくそうとするのは難しいことです。

完璧な人間はいないからです。

完璧さは個人ではなくチームで達成しよう、

個人は強みを伸ばそうという方針でした。

そこから考えると人を仕事の型にあてはめるような

フィードバックは誰にとっても退屈で窮屈なものでしょう。

逆に人に合わせて仕事を変える

というのは理にかなっています。

何かを良くしようとする方法としては間違っていませんが、

適用先が良くないんですね。

 

他人の状況は考慮せずその人はダメな奴だと

判断するのは本当によくやってしまいます

。例えばとても乱暴な運転をする人がいたとします。

周りはマナー良く走行しているにも関わらず、

そういう車がいれば運転手の人格を疑ってしまいます。

ですがその運転手は運転が乱暴な地区で育ったのかもしれません。

親が危篤で病院に急行している最中なのかもしれません。

そんなことをやってしまうなんて

どんな大変な状況なのだろうと想像すれば、

少しは他人に寛大になれそうですね。

毎回のように理解できない行動をされたとしても、

その人と同じ環境で同じ経験をすれば

自分も同じように行動するかもしれません。

このように考えれば相手を導く際にも必ず役立ちます。

相手は学んでいる最中であり、教える側は忍耐が必要ですよね。

 

フィードバックが欲しくなるときって、

方向性があっているか不安なまま進んでいるときですね。

アドバイスは欲しいものの、

人格批判をされて喜ぶ人はいないでしょう。

ネガティブな話は聞きたくないし、

実際にそうなったときは

最低限やればいいやという考えになりがちです。

そこから学ぼうとする姿勢も大事ですが、

皆が皆そうであるとは限りません。

そうであればネガティブな面より、

ポジティブな面に目を向けてそちらを伸ばしていくほうが

学びも成長もはやくなるのは納得です。

相手の状況を詳しく聞き、

その中でポジティブな面に気づき

それをどのように思ったかを伝えること。

自分がそうされたらとても嬉しいですよね。

 

最後まで読んでくれてありがとうございます。

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