その考えはずるい

RANGE知識の「幅」が最強の武器になる 9章の解説です。

水平思考について説明します。

 

新しい使い道

枯れた技術、古くて安いシンプルな技術を

使って誰も思いつかなかった

新しい使い方を見つける。

それを上手にやっている例として

任天堂が挙げられます。

任天堂が開発しているゲーム機というのは

最先端技術や画質の追求ではなく、

古いハードウェアであっても

使いやすさ、頑丈さ、値段など

ユーザに親切で面白いと思わせるものです。

古いハードだからこそ開発コストも下げることができ

制作者はゲーム制作に苦労せずに済みます。

ゲームボーイのヒットに続きWiiなど

最新技術で勝負するのではなく、

ゲームへの参加のしやすさや

直感的にプレイできる簡単さを武器にして

新たな客層を開拓することができました。

任天堂の開発では水平思考が重視されており、

古い技術の新しい使い方を考えています。

難しいことに取り組む専門家がいる一方で、

水平思考の開発者が全体を把握して知識をつなぎ合わせて新しいものを作ります。

どちらが優れているわけではなく、

お互いに必要としていて一緒に取り組むことが効果的です。

 

守備範囲の狭い専門家は、

知っている技術について

新しい応用先を探すのは苦手です。

人は知っていることに引きずられて考えてしまい、

それ以外のものを思いつくことは難しいのです。

そこに変化をもたらすのが水平思考です。

隣接する分野について知っていることは重要です。

化学メーカーの社内実績を調査した結果によると、

最も良い成績を挙げているのは

専門家でもゼネラリストでもなく、

その中間の存在であることがわかりました。

専門家ほどの深さを持っていませんが

一つの分野の知識は十分にあり、

ある程度幅広い分野を知っている人達です。

新しい技術を学び続け、

自分の専門分野の知識を新しい分野で応用しています。

 

将来が明確な分野では

専門家が良い成果を上げることができますが、

あいまいで不確実な領域では幅の広さが必要です。

コミック本の研究では、

担当する制作者が関わったジャンルの数が

ヒットするかどうかに相関があり、

経験年数や予算などは関係しないことがわかっています。

同じ幅の広さであればチームでそれを達成するよりも

個人のほうがより創造性を発揮できます。

良い発明をするには幅広く知識を得る必要があります。

難しいことは専門家に聞いて

様々な知識を集めることができます。

そうした知識をつなぎ合わせることで

新しいものを生み出すことが可能になります。

いろんなことに興味があって、

飽きっぽい人であっても

専門的な知識は簡単に手に入れることができる時代です。

どんな人にもチャンスが広がっているのです。

 

次回

RANGE知識の「幅」が最強の武器になる 9章の解説です。

専門家の欠点について説明します。

 

所感

任天堂について書いてありましたが、

私はゲームボーイやスーパーファミコンで一人で遊んだり

友達と一緒にゲームをやることが好きでした。

ですが大きくなるにつれて

ソニーのプレイステーションのほうが面白い

と思うようになりました。

いつしか任天堂は子供っぽくて嫌になっていました。

その理由はスペック競争で勝負せずに、

ゲームの本質で勝負している姿に

違和感を感じていたからでしょう。

何かずるいなと…。

PCやスマホの分野では半導体の性能向上ペースがはやいため、

スペック競争になりがちです。

PCゲームも一時期やっていましたし、

ビデオカードやCPUの性能を高くして

ゲームがスムーズに動くことを楽しんでいました。

最近は微細化プロセスも落ち着き始めましたが、

今でもPCやスマホを買うときは

ハードの性能を気にしてしまいます。

アップルはデザイン性や使いやすさ

といった面で勝負をしています。

ちなみにアップル製品は持っていないので

私は水平思考的な製品にあまり興味を持てないようです。

ですがゲームの本質を考えてみれば、

遊んでいて楽しいことでしょう。

ハードウェアの性能で実現できるのは

現実のようなゲーム世界で遊べることであって

それも一つの手段だと思います。

ゲームは画質なんだという枠の外側に出て、

他の手段でゲームの楽しさを実現しようと

しているのは素晴らしいことですね。

別の方法を考えてみるのは

新しい視点を見つけるための良い習慣です。

 

最後まで読んでくれてありがとうございます。

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