情報飢餓

RANGE知識の「幅」が最強の武器になる 10章の解説です。

専門家の欠点について説明します。

 

自分の考えを検証する

視野の狭い専門家というのは

好き嫌いの激しい子供のようなものかもしれません。

自分の考えを裏付けるものばかりを抽出する様子は、

自分が好きなものばかりを食べているようです。

異なる意見を聞いて

より良い考えになるよう磨くことをしなければ、

でたらめな結論を出してしまいかねません。

専門家の予測を多数分析したところ、

絶対に起きないと予測したことが15%発生し、

絶対に起きると予測したことが25%発生しない

ことがわかりました。

専門家の予測は間違いが多いのです。

間違いがあってもそれを受け入れず、

的中していれば自分の成果と言い張ります。

予測能力と予測への自信は反比例であることもわかっています。

 

一方で問題に対しての予測能力が高かったのは

いろんな意見を統合して考えている人たちです。

特に長期の予測精度が優れています。

予測能力コンテストでの実験では、

幅広い興味を持ち読書を習慣とする人々から

良く知らない分野の問題について意見を集め

それらを統合した予測は精度が高いことがわかっています。

中でも優秀な予測者は幅が広いだけではなく、

周りの意見を取り入れて考えを変えます。

優秀な予測者でチームを組むと、

大多数の予測を統合した予測市場を上回ることができるほどです。

 

人は本能的に自分の意見に合う理由ばかりを考え、

反対の意見に見向きもしません。

知識があるほどそれに合ったものを見てしまいます。

知識ではなく科学への興味が重要です。

自分の意見とは異なるものでも

そこから新たな視点を得ることができます。

どんなことにもオープンで好奇心を持ち、

自分とは異なる見方を探索します。

自分の仮説を検証しては新しい仮説を立てることを

繰り返して納得いくまで考えを改めます。

 

専門家は重要な知識を生み出す一方で、

そのシンプルさに囚われてしまいます。

知識の幅広さはものごとに単純さではなく複雑さを見つけます。

○か×かのように二者択一ではなく中間もあり得えるのです。

確率的であいまいで矛盾していることを

受け入れられるかどうかです。

こうした思考法は訓練して身に付けることが可能であり、

それにはアナロジーを使うことです。

予測の結果から何が悪かったのか

フィードバックを得ることもできます。

自分の考えを良い方向に変えるには学びが重要になってきます。

次回

RANGE知識の「幅」が最強の武器になる 11章の解説です。

自分のやり方を捨てる方法について説明します。

 

所感

いわゆる極論は一定の人気がありますよね。

メディアに出ている専門家の意見には

極端なものもあります。

ネガティブな内容であれば注目を集めますし、

はっきりしている意見は聞いていてわかりやすいものです。

そこに何らかの理論があって

単純な物語になっていると聞くほうにとっても楽です。

いろんな事実を並べ立てて結局どっちつかずの話

というのは聞いてて疲れてしまいますが、

聞き手に頭の中でたくさんのことを統合して

考えさせるからですね。

 

いろんなものの見方をするには一つの意見ではなく、

他の意見も参考にする必要があります。

自分の考えに合わないものはつい否定したくなりますが、

自分の意見を持たないというのは一つの方法かもしれません。

意見がなければいくつかの意見を統合して

考えるのも容易だと思います。

何も知らなければそれしかやりようがないです。

なので自分が門外漢である分野について考えることは

先入観がなくて良いアイディアを生み出せる可能性があるんですね。

 

最後まで読んでくれてありがとうございます。

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