複雑な世界の捉え方

RANGE知識の「幅」が最強の武器になる 2章の解説です。

意地悪な世界で足りなくなるもの について説明します。

 

具体⇔抽象

人々のIQが昔に比べて上がっている

ことがわかっており,

フリン効果と呼ばれています。

IQテストの中でスコアが上がった分野は

抽象的な思考です。

複雑なものの中から

規則性や類似性を見つけ出す能力です。

現代になって必要になった能力は

こういった概念的な考え方です。

ものごとを分類したり

カテゴリに分けたりすることです。

一つのものごとからルールを見出して一般化し

他のことに適用するのは帰納法と呼ばれています。

ものごとを抽象化した概念でとらえることで

より複雑なものを理解する

ことができるようになります。

近代化以前の生活をしている人々は

この能力が低いのですが、

現代の生活に触れることで身に付くこともわかっています。

 

概念を用いて抽象的に考えることにより

知識を柔軟に応用することができます。

異なる領域やアイディアを結び付けて

新しいことを考えだしたり、

分類する特徴を変えることで

別のカテゴリーに着目して

考えることができます。

複雑になった現代に必要になったものの、

現在の教育ではこの能力を伸ばすことはできていません。

複雑な世界の知識を伝えるだけで、

考え方を鍛えるようになっていないのです。

これでは自分の分野で学んだ考え方を

どのように応用するかわかりません。

一つの分野で使われている考え方だけでは

複雑に変化していく世界に対応することは難しいです。

考え方に関する教育も始まっています、

フェルミ推定、

クリティカルシンキング、

計算論的思考などです。

 

自分の知識を応用する術を知らなければ、

経験したことのない問題に対して

うまく対応することができません。

概念的に考えて別の領域の知識を応用すれば、

経験のない事柄についても考察することができます。

このように分野横断的に考える力が

意地悪な世界では必要なのです。

 

次回

RANGE知識の「幅」が最強の武器になる 3章の解説です。

知識を幅広く使うための訓練方法について説明します。

 

所感

IQスコアが向上した分野の能力を測るために

レーヴン漸進的的マトリクスというテストがあります。

並んでいる図形や記号に何らかのルールが隠されていて、

マトリクスの空欄にあてはまるものを答えるというものです。

やってみるとけっこうしんどいのですが、

イメージがつかめると思うので是非やってみてください。

私がやってみたのは以下のリンクです。

40問解答した後、

スコアを見たい人は5ユーロ払ってくださいと請求されます()

お金は寄付しませんでしたが、

データは提供したのでそれで許してください。

https://international-iq-test.com/ja/

 

現在の世の中はものや情報であふれており、

膨大な数の事柄を一つ一つ理解していく

ことは難しいですよね。

そこで役に立っているのが概念であり、

具体的なものを抽象化したイメージです。

言い換えると分類やカテゴリー、

特徴の集まりといったものです。

これがあることでたくさんのものを

いくつかの抽象的な概念で整理し、

簡略化して理解したり記憶することができます。

例えば犬の種類はたくさんありますが、

見たことのない犬であっても

自分の知っている犬のイメージと似ていれば

たぶん犬だろうと判断することができますね。

そこに異質なもの、

例えば猫を見たら犬ではないと判断できます。

犬のイメージには

いくつかのルールやパターンが存在していて

それにあてはまるかどうかで判断しているわけです。

毛並み、尻尾、耳、鳴き声、顔の形、鼻、目などの

特徴を総合的に考えています。

この総合的に考えるところが人間の強みというか、

どうやっているのかよくわからない部分なんでしょう。

こうした考え方の切り口が全てではないにしても、

他の分野でも分析の仕方や特徴に対する考え方を

適用することは可能だと思います。

 

最近は○○思考という名前の付いた本が多いですが、

この流れに沿っているのかもしれないですね。

いろんな分野について勉強すること、

さらにそれを実践することで

考え方の幅を広げる助けになりそうです。

知識だけではなく、

それを応用できるようになることで

これからの時代に価値を発揮できると理解しました。

 

最後まで読んでくれてありがとうございます。

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