赤ちゃんの即興性

RANGE知識の「幅」が最強の武器になる 3章の解説です。

幅広く練習する効果について説明します。

 

多様性の力

ベネチアの孤児院で育てられた女性達は

施設内での仕事の合間に

音楽の練習をしていました。

新しい楽器ができるようになれば

金銭的なサポートがあることも手助けしたのか、

複数の楽器を演奏できる人材が増えていきました。

様々な楽器が集められ楽器を開発したり、

実験用の楽器や珍しい楽器を練習する

ことができる環境でもありました。

この施設で開かれる演奏会は非常に人気であり、

その中にはヨーロッパでNo.1と評される演奏家も現れました。

作曲家も刺激を受け

様々な曲が書かれることになり

近代の音楽へ大きな影響を与えたのです。

 

音楽の分野でも早期に専門化すること

が良いとされています。

親は子供にプロ向けの練習をさせようと必死です。

しかし体験期間は必要です。

いくつかの楽器を試し自分にあったものを

選んでいく過程がなければ、

自分で選んだものではない

という理由でやめてしまうことが

多い傾向にあります。

音楽で優秀な成績をおさめる子供は、

いわゆる英才教育や早期の専門家を受けていない

子供が多いこともわかっています。

そういった子供たちは少なくとも

3つの楽器に取り組んでいました。

体験期間に複数の楽器をある程度練習した後に、

一つの楽器に集中して厳しい練習を増やすこと

が上手になるために共通する要因です。

 

クラシック音楽以外の音楽、

ジャズやポップスなどの現代音楽はどうでしょうか。

専門化することもなく始めるのもずっと遅いのです。

ジャズで成功している人々は

様々な音楽に触れたり、

いろんな楽器を練習したり、

楽譜が読めなかったり、

自分で試行錯誤したり、

真似をすることから始めたり

など様々です。

またこうした人たちは即興演奏も非常に上手です。

学び方の特徴として

小さい子供が言語を学ぶように

まずやってみる、

真似をする点です。

そのあと正式なルールを学ぶこともあります。

 

訓練の幅の広さが応用の幅の広さにつながります。

いろんな状況で抽象的な概念を理解する訓練を積むことで、

未経験のことにもうまく適用できるようになるのです。

これが新しいものを生み出す基礎となる創造性です。

 

次回

RANGE知識の「幅」が最強の武器になる 4章の解説です。

学ぶスピードについて説明します。

 

所感

私はピアノを習っていましたが

即興演奏というのはどう考えてもできなそうだなぁ

と今も思っています。

ゲーム音楽のジャズっぽい曲が弾きたいこともありましたが、

リズムも慣れないものばかりでとても難しいものでした。

ピアノの練習方法はできないところを

集中的に練習する意識的なものでしたし、

楽譜通りに弾きましょうと先生に指導されます。

ある程度弾けるようになると

自分の好きなように演奏することもやりますが、

そこから創作活動に移行するには

自分の道を探し続けるしかなかったんですね。

そこでいろんな楽器やジャンルの曲を弾いたりすることで

知識を広げてそれを応用してミックスしてみる。

それで即興演奏ができるのかもしれないですね。

次楽器をやり始めるならギターにして

クラシック音楽でないものに挑戦しようと思います。

 

本文のジャズの例から読み取れたことは

うまくなる道のりに正解はないということです。

様々な経験を積んでいろんな概念的なものを理解し、

それらを組み合わせたり応用して自分なりの答えを導き出す。

最短距離じゃないし非効率にも思えますが、

人生ってこういうことなんだと思います。

とりあえずやってみる、

真似をする、

やりながら学ぶ、

人生に無駄なことはない、

行動力のある人が成功する

といった言葉の意味がわかったようなが気がします。

 

先の見えない時代ですが、

未経験のことにうまく対応できる

という自信がない人は不安になるばかりです。

でも幅広く経験し応用力を身に付けることができれば、

自信を取り戻し多くの創造が生まれるのではないでしょうか。

多様性や個性の時代になると言われていますが、

自分なりに考えていくことの大切さを改めて思い知らされました。

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