急がば回れ

RANGE知識の「幅」が最強の武器になる 4章の解説です。

学ぶスピードと方法について説明します。

 

できたのに理解していない?

新しいことを学ぶときに二つの問いがあります。

概念を理解するために関係について考える問い、

いま習ったことを実践する問いです。

概念を理解するには時間がかかりますが、

間違った手助けをしてしまうと

別の問題にすり替わってしまいます。

概念を理解しないと、

暗記するだけになってしまい

応用力が身に付きません。

概念を簡単かつ早く学ぶというのは難しいのです。

 

簡単にできたものは印象に残らず

すぐに忘れてしまいます。

できるまでに苦戦して時間がかかったほうが

身に付くことがわかっています。

自分で考えて答えを出すことで、

それが間違いであっても学習の効果は高くなります。

さらに自分の答えに自信を持っているほど、

より定着します。

様々な実験によりヒント無しで練習することで

学習の成果が高くなることがわかっています。

その反面、

進むスピードが遅く間違えることも多いです。

他の方法として、

時間間隔を空けて復習することです。

間を空けると頭を悩ませて取り組むことができ

より効果的です。

学ぶことは時間がかかり、

短期的な成果は犠牲にしなければいけません。

例えば基礎的な授業で良い成績を取れたとしても、

その後の発展的な授業で良い成績を取ることは難しいです。

逆に基礎的な授業で概念を理解させることを重視すると、

その後の発展的な授業では良い成績を取ることができます。

今テストで良い点を取れたからといって

将来それが身に付いている可能性は低いということです。

 

教育分野では未経験の問題への対応能力を

育てることが求められています。

学力テストでは

ただ公式をあてはめるような問題ではなく

複数の概念を組み合わせたり

異なる状況に適用しなければならない

問題となっています。

それに対応する練習方法があります。

それはインターリービングです。

同じプロセスで繰り返し練習するのではなく、

変化をつけて練習することです。

毎回状況が変わることで

どういう問題であるかを見極めてから

知識を適用する力が身に付きます。

 

決まったやり方を繰り返すことで得られるスキルは

誰でも身に付けることができるため、

早期にそういった練習に集中しても

そのうち追い付かれてしまいます。

早く成果が得られる練習ばかりをやっても

将来伸び悩みます。

深く学ぶには時間がかかるので、

本当に早期に練習すべきことは

抽象的な理解を深めることです。

抽象的な考え方に慣れ親しむことで

様々なことに応用できる幅広い知識を持つことができます。

 

次回

RANGE知識の「幅」が最強の武器になる 5章の解説です。

未経験のことに対応する方法について説明します。

 

所感

数学って難しいですよね。

概念を理解することもそうですし、

問題を解いていると公式を

そのままあてはめられないものに遭遇します。

問題集には基礎問題と応用問題と

分けられていましたが、

あれは公式をただ当てはめる問題と

そもそも問題が何であるかを理解する問題

だったんですね。

難しい問題って解けたら

嬉しいのでわくわくしますが、

応用問題になると歯が立たない

ことはよくありました。

問題の本質がわかっていなければ、

どんな戦術や解法を適用するのか

わかるはずがありません。

数学がやたらとできるクラスメイトがいました。

才能か訓練によるものかはわかりませんが、

抽象的な思考ができ知識を応用すること

に慣れていたのだと思います。

こうして考えてみると

数学は抽象的な思考力を鍛える良い教材なんですね。

 

学校で学んだことにどんな概念や知識があって

それを応用する方法は身に付いているのか

と自問すると正直どうなんだろうと感じます。

無意識にできていることもあると思いますし、

まったく活用できていないものもあるでしょう。

復習することは学びの効果を上げると書いてあります、

新しいことを学ぶことも大事ですが

学校で学んだことをもう一度やってみることも

幅を広げる良い機会かもしれません。

 

最後まで読んでくれてありがとうございます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA