ウォーリーを探せ

RANGE知識の「幅」が最強の武器になる 5章の解説です。

未経験のことに対応する方法について説明します。

 

関係ないところに隠れたヒント

地動説を証明したケプラーは様々なアナロジー、

類推を用いて惑星運動を推測しました。

アナロジーで今取り組んでいることと

他の事象に共通点がないか探り、

仮説を立ててまた疑問に思ったことを

掘り下げていきます。

触れたり、感じたり、見ることができないものに

取り組むにはアナロジーが非常に有用です。

既存の枠組みにとらわれず、

その領域とは関係ないこと

をヒントに考えることができます。

 

人間の強みとして

関係性を理解できることが挙げられます。

一見関連がなさそうな物事の間に

概念的な類似性、関係性を

見出すことができます。

そうすることで知らないことを

理解できるようになったり、

知っていることに新しさを

見つけることが可能になります。

関係性や構造が共通していることを

見つけることができれば、

全く知らない事柄であっても

考えたり対処することができるのです。

 

構造が似ている例が目の前にあったとしても、

それと気づかなければ活用することができません。

人は一つの類似例に頼ってしまう傾向があり、

それは悪い結果を招くことがあります。

知っていればいるほど詳細部分に気を取られて

極端な評価をしてしまいます。

こういった状態は内的視点に立っていて、

アナロジーを考えることは外的視点に立つことです。

アナロジーが一つだけでは効果が少なくなるため、

複数の類似例を検討することが必要です。

しかし物事の中に構造的な類似性を

見つけて分類できる人は多くありません。

複数分野で学んでいる人はその能力を持っています。

それは問題解決に非常に役に立ちます。

問題の本質や構造を見抜いて分類し、

それに合った戦略を考えることで

かなり前進することができるからです。

 

人類にとって未知の問題に取り組むといえば

最先端の研究でしょう。

研究室の生産性を研究したところ、

さまざまなアイディアが生まれる研究室の会議では

多様なアナロジーが使われていて、

メンバーのもつ専門知識は変化に富んでいました。

逆にアイディアがあまり出てこない研究室では

アナロジーがあまり使われておらず、

同じような専門分野を持つ人ばかりでした。

幅の広さが多様なアナロジーを考えることを可能にし、

似た構造の問題をヒントに

アイディアや解決策を生み出すことができます。

 

次回

RANGE知識の「幅」が最強の武器になる 6章の解説です。

GRITと幅広さの関係について説明します。

 

所感

例え話をたくさんできる人、

例えが上手でなるほどと人を納得させることが

できる人っていますよね。

例えができるのは本質を把握しているからで、

他のことで表現するというのは応用できているということです。

本書は科学的な例が多いのですが、

文学を例に挙げてみると

落語家の方はこういったことがとても上手です。

たくさん物語を話したり読んだりすることで

たくさんの抽象的な構造を理解しているんでしょう。

こう考えることもできます。

自分が理解したことを例え話で説明できたら、

本質を理解できています。

うまい例えが浮かばない場合は、

おそらく本質をまだ理解できていないということです。

抽象的な説明をしていても

理解してもらえることは少ないため

具体例を挙げなくてはならない場面は多いと思います。

それは自分をテストするチャンスで、

本質を見つめなおす良い機会ですね。

 

仕事においても常識を疑ったり、

複数の案を出したり、

考える範囲を広げてみたりすること

は役に立ちます。

仕事での問題解決能力を高めるために、

今まで重要だと思ってなかったことを勉強したり

学校に戻ったりするのもいいかもしれません。

歴史とか哲学、文学、芸術あたりが

仕事とは全く異なる分野なので

ヒントがたくさんありそうです。

抽象的な思考力を伸ばすために

幅広く本を読んで紹介していきたいと思います。

 

最後まで読んでくれてありがとうございます。

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