専門化の罠

RANGE知識の「幅」が最強の武器になる 8章の解説です。

専門分野外の問題を解決する秘密について説明します。

 

門外漢が役に立つのか

良い解決方法は

誰もが習う知識から導かれるものではなく、

専門分野外のアイディアを活かしたもの

であることがわかっています。

しかし専門的なことは専門家が取り組んでおり、

異分野のアイディアが取り込まれることは

難しいというのが現状です。

自分の学んだ知識を通じて

ものごとを見てしまう傾向があるため、

他の良い方法を考えることができません。

知識を学ぶということは

視野を狭めることにもなります。

専門分野が細分化されるにつれて、

異分野とのつながりが薄れていき

創造性が乏しくなっていきます。

既存の枠から逃れるのはなかなか難しいのです。

 

しかしこうした問題は予見されていたものです。

互いに接点のない分野同士で

情報を組み合わせることで

新しい発見をすることができます。

専門家が解決できない問題をインターネットに公開し、

外部のアイディアを募集して

解決できたら賞金を払う

イノセンティブというサービスがあります。

そこでは専門家が解決できなかった問題が

実際に解決されています。

中にはNASAが何十年にもわたって

解決できなかった問題が解決された

という驚異的な結果もあります。

より広い分野の人に取り組んでもらうため、

問題を説明することも重要です。

自分の専門分野と遠い問題であるほど

解決できる可能性が高く、

部外者にもチャンスが出てきます。

部外者であっても分野をまたいで

関係性を調べることで

思わぬ発見をすることができます。

次回

RANGE知識の「幅」が最強の武器になる 9章の解説です。

水平思考について説明します。

 

所感

非常に専門的で難しい問題というのは

専門家ではない人にとって

雲の上のような存在に思えます。

専門家自身は専門家でないと

解決できないだろうと思っていますし、

専門家でない人も同じように思っています。

専門家が視野を広げて

異分野のアイディアを試すことが

できればよいのですが、

専門家ほど視野が狭まり

自信過剰になることもわかっています。

そこで問題の本質を専門外の人々が理解し、

他の分野で似た構造をもった問題を見つけることが

できれば解決へのヒントになるかもしれません。

ここでは問題の本質を見抜く

抽象的な思考が必要になりますね。

アナロジーを使ったりして別の角度から考えるためには

問題をどう捉えるかが重要になってきます。

専門分野が細分化されていき

専門家が新しい知識を生み出して

積みあがっていく一方で、

それらをつなぎあわせることはあまりできていません。

 

情報はたくさん公開されていますが、

それらを組み合わせてアイディアを考えることが

できるならチャンスはいくらでもあることになります。

何か必要とされる問題を解決できるならそれは仕事になります。

個人でやることも可能だと思いますし、

幅広い人脈やチームという形もありでしょう。

抽象的なパターンを探すことが人間の強みですから、

将来の仕事を見据えて今から磨いておきたい能力ですね。

分野の異なる問題を解決して役に立てるなら

とてもいい仕事だと思います。

今までアイディアなんてどこに転がっているんだろうと

考えていましたが、

広く知識を学んでつなぎあわせたり

組み合わせたりすることなんだとわかりました。

 

職場を見ていると

社内で似たようなプロジェクトをやっていても

情報共有や共同研究などされていないことがあります。

コラボレーション、

ダイバーシティー、

シナジーとか叫ばれていますが

効果はいまいち表れていないように思えます。

社内でも一人一人が輪を広げていければ良いのですが、

皆頭ではわかっていても実際に体験してみないと

多様性の良さがわからず行動に移せないのでしょう。

それでも異分野に似たような問題はないかと考えて

調査することは問題に行き詰らないための予防になりますし

効率的です。

車輪の再発明を避けて

本当に必要とされているアイディアに力を尽くしたいですね。

 

最後まで読んでくれてありがとうございます。

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